夏バテのときに、健康な人が一律に「食べてはいけないもの」はありません。ただし、胃腸に負担をかけるもの、脱水を進めるおそれがあるもの、体調不良を悪化させやすいものは控えたほうがよい場合があります。
夏バテのときに控えたい食べ物・飲み物
アルコール
アルコールには利尿作用があり、飲んだ量以上に水分が失われることがあります。暑さで汗をかいているときや、食欲が落ちているときは、脱水や体調悪化につながるおそれがあるため控えましょう。
脂肪の多い料理
揚げ物、脂身の多い肉、こってりしたラーメンなどは、消化に時間がかかり、胃もたれや吐き気を招くことがあります。食欲がある場合でも、量を減らす、蒸す・煮る調理に替えるなどの工夫が向いています。
刺激の強い料理
香辛料を多く使った料理や、刺激の強い味付けは、胃腸が弱っているときに負担となることがあります。食べると腹痛や下痢、胸やけが起きる人は避けてください。
糖分の多い飲み物
清涼飲料水や甘いジュースを大量に飲むと、糖分のとりすぎになるうえ、のどの渇きが十分に収まらないことがあります。水分補給には、水やお茶、必要に応じて電解質を含む飲料を使い分けましょう。
カフェインの多い飲み物の飲みすぎ
コーヒー、エナジードリンクなどを大量に飲むのも控えましょう。カフェインのとりすぎは、動悸や胃の不快感、睡眠の乱れにつながることがあります。普段飲んでいる量を大きく増やさないことが大切です。
傷みやすいものや生もの
夏場は食品が傷みやすく、体調が落ちていると食中毒の影響を受けやすいことがあります。においや見た目に異常がある食品、長時間室温に置いた料理は食べないでください。肉や魚、卵は十分に加熱し、作った料理は早めに食べましょう。
食欲がないときに食べやすいもの
食欲が落ちているときは、無理に量を食べるより、少量を何回かに分ける方法が適しています。胃腸への負担が比較的少ないものから試しましょう。
- おかゆ、やわらかく炊いたご飯
- うどんやスープ
- 豆腐、卵、白身魚
- 蒸したじゃがいもや野菜
- バナナなどの食べやすい果物
- ヨーグルトやゼリーなど、体調に合うもの
汗を多くかいた場合は、水分だけでなく塩分などの電解質も失われます。水分補給は一度に大量に飲むのではなく、少しずつ行い、食事から適度に塩分をとってください。下痢や嘔吐がある場合は、経口補水液が適することがありますが、持病がある人は医師や薬剤師に相談しましょう。
夏バテと熱中症を区別することも大切
だるさや食欲不振だけなら夏バテの可能性がありますが、暑い場所にいた後に強い倦怠感、めまい、頭痛、吐き気、大量の発汗、筋肉のけいれんなどがある場合は、熱中症の可能性があります。
涼しい場所で体を冷やし、水分と電解質を補給してください。意識がぼんやりしている、自力で水分を飲めない、症状が改善しない場合は、無理に食べさせたり飲ませたりせず、救急車を呼ぶなど速やかに医療機関へ相談してください。
まとめ
夏バテのときに絶対に禁止される食べ物はありませんが、アルコール、脂っこい料理、刺激の強い料理、糖分の多い飲み物の大量摂取は控えるのが基本です。食欲がないときは、消化しやすいものを少量ずつ食べ、水分と電解質を補給しましょう。







