夏バテで朝食が取れないときは、無理に普段どおりの量を食べる必要はありません。まず水分をとり、食べられるものを少量から選びましょう。飲み物だけで終わる日が続く場合は、糖質やたんぱく質も少し補うことが大切です。
朝食が取れないときは、水分をとって少量の食事から始める
起きてすぐに食欲がなければ、常温の水や麦茶などを少しずつ飲み、体が落ち着いてから一口でも食べます。一度に多く飲むと気持ち悪くなる場合は、数回に分けてください。
汗を多くかいた日や屋外で長時間過ごした日は、水分だけでなく塩分も失われます。その場合は、食事やスープなどで塩分を補い、脱水が疑われるときは市販の経口補水液を表示どおりに利用します。経口補水液は、普段の水分補給として毎日飲むものではありません。
夏バテの朝に食べやすい食事
食べやすさだけでなく、エネルギーやたんぱく質も補える組み合わせを選ぶと、朝食を少量でまとめやすくなります。
| 食べやすいもの | 補えるもの | 組み合わせ例 |
|---|---|---|
| おかゆ、やわらかいご飯、パン | 主にエネルギー | おかゆと卵、トーストとヨーグルト |
| バナナ、みかん、りんごなどの果物 | エネルギーや水分 | バナナと牛乳、果物とヨーグルト |
| ヨーグルト、牛乳、豆乳 | たんぱく質など | ヨーグルトと果物、豆乳とパン |
| 卵、豆腐、納豆 | たんぱく質 | 卵入りおかゆ、豆腐入りみそ汁、納豆ご飯 |
| みそ汁、スープ | 水分や塩分 | 野菜スープとパン、みそ汁と小さなおにぎり |
冷たい料理が食べやすい場合は、冷やしうどんや冷ややっこなども選択肢になります。ただし、めんだけではたんぱく質が不足しやすいため、卵、豆腐、鶏肉などを加えると補いやすくなります。
食欲がないときの朝食例
量を減らし、食べられるものを2品程度組み合わせると、無理なく栄養を補えます。
- バナナ半分とヨーグルト
- 小さなおにぎりと具入りのみそ汁
- 卵入りのおかゆ
- トースト半分と牛乳や豆乳
- 冷やしうどん少量とゆで卵
- 野菜スープと豆腐
固形物が難しいときは、まずスープ、牛乳、豆乳、飲むヨーグルトなどを試します。飲み物もつらい場合は、無理に口に入れず、体調の変化に注意してください。
食べられないときに避けたい食べ方
食欲がない状態で、脂っこい料理、刺激の強い料理、アルコールをとると、胃の負担になることがあります。揚げ物や大盛りの料理は避け、消化しやすいものを少量にしてください。
アイスや清涼飲料水だけなら口にできる場合でも、それだけでは必要な栄養を補いにくく、糖分のとりすぎにつながることがあります。食べられるようになったら、果物、乳製品、卵、豆腐などを少しずつ加えましょう。
夏バテではなく熱中症の可能性がある症状に注意
夏バテと思っていても、暑い場所で過ごした後に体調が急に悪化した場合は、熱中症の可能性があります。意識がぼんやりする、呼びかけへの反応がおかしい、自力で水分を飲めない、繰り返し吐く、けいれんするといった症状があれば、食事よりも救急対応を優先してください。
強い頭痛、体が熱い、極端に尿が少ない、立っていられないほどのだるさがある場合も、涼しい場所で休み、改善しなければ医療機関や救急相談窓口に相談します。症状が軽くても、食欲不振が数日続く、体重が減る、発熱や下痢を伴う場合は、夏バテと決めつけず受診を検討してください。
朝食を取れないときの判断ポイント
- まず水分を少しずつとる
- 食べられる量だけ、おかゆや果物などを口にする
- 可能なら卵、乳製品、豆腐などを加える
- 汗を多くかいた日は、食事やスープで塩分も補う
- 水分も取れない、意識や体調がおかしい場合は、食事より受診や救急対応を優先する
朝食を一食分食べられなくても、少量を複数回に分ければ問題ありません。最初は水分と食べやすいものから始め、体調が戻るにつれて主食とたんぱく質を少しずつ増やしましょう。







