夏バテで胃が重いときは、脂肪が少なく、やわらかく、消化しやすい食事を少量ずつ取るのがおすすめです。水分も一度に大量に飲まず、少しずつ補給しましょう。
夏バテのときに胃に優しい食事
胃に負担をかけにくい代表的な食事は、次のようなものです。
- おかゆ、やわらかく炊いたご飯
- 煮込みうどんや、具を少なくしたうどん
- 豆腐、茶わん蒸し、卵スープ
- 脂身の少ない鶏肉や白身魚を煮たもの
- じゃがいも、かぼちゃ、にんじんなどをやわらかく煮たもの
- バナナ、りんごの煮たもの
- ヨーグルトなど、食べ慣れていてお腹に合う乳製品
食欲が落ちているときは、最初から一人前を食べようとせず、数口から始めてください。胃の不快感が強くならなければ、時間を空けて少しずつ量を増やします。
症状別に選びやすいメニュー
| 状態 | 食べやすい例 | ポイント |
|---|---|---|
| 食欲がない | おかゆ、スープ、茶わん蒸し | 温かく、やわらかいものを少量ずつ取る |
| 胃がもたれる | やわらかいうどん、豆腐、白身魚の煮付け | 油の少ない調理法を選ぶ |
| 吐き気がある | 水、経口補水液、薄めのスープなど | 無理に食べず、まず水分を少量ずつ取る |
| 下痢がある | おかゆ、やわらかい麺、バナナなど | 脂っこいものや刺激の強いものを避ける |
下痢や嘔吐がある場合は、食事よりも水分補給を優先します。ただし、糖分や塩分を含む飲み物がすべての人に適しているとは限らないため、症状が強いときは医療機関や薬剤師に相談してください。
胃に負担をかけにくい食べ方
同じ食品でも、調理法や食べる量によって胃への負担は変わります。次の順番で整えると、食べやすくなります。
- 一度に食べる量を減らし、1日数回に分ける。
- 煮る、蒸す、ゆでるなど、油を控えた調理法にする。
- 食材を細かく切り、やわらかくなるまで加熱する。
- よくかんで、急いで食べない。
- 食後すぐに横にならず、しばらく上体を起こして過ごす。
冷たい食べ物や飲み物は、少量なら問題ないこともあります。ただし、冷たいものを取ると腹痛や下痢が起こる人は、常温または温かいものを選びましょう。
夏バテで控えたい食事や飲み物
胃の調子が悪いときは、次のようなものを控えると負担を減らしやすくなります。
- 揚げ物、脂身の多い肉、脂の多いラーメン
- 香辛料を多く使った料理
- 濃い味付けの料理
- アルコール
- 炭酸飲料やカフェインの多い飲み物
- 大量のアイスクリームや冷たい飲み物
これらが必ず胃に悪いという意味ではありません。胃もたれ、吐き気、下痢などがある間は控え、体調が戻ってから少量ずつ試してください。
水分と塩分も少しずつ補給する
暑い時期は汗で水分と電解質が失われるため、水分補給も大切です。のどが渇く前から、こまめに水や麦茶などを飲みましょう。
汗を大量にかいた場合は、食事や飲み物から適度に塩分を取る必要があります。ただし、心臓や腎臓の病気などで水分・塩分の制限を受けている人は、自己判断で増やさず、主治医の指示に従ってください。
夏バテと思っても受診したほうがよい症状
食欲不振が長引く、症状が強くなる、または次のような症状がある場合は、単なる夏バテではない可能性もあります。早めに医療機関へ相談してください。
- 水分を飲んでも吐いてしまう
- 意識がぼんやりする、反応がおかしい
- 強い頭痛、息苦しさ、胸の痛みがある
- 尿が極端に少ない、立つと強くふらつく
- 高い熱が続く
- 激しい腹痛、血便、繰り返す下痢がある
- 食事や水分がほとんど取れない状態が続く
特に、暑い場所にいた後に意識がぼんやりしている場合は、食事よりも熱中症への対応が優先です。涼しい場所へ移し、意識がはっきりしない場合は無理に飲食させず、救急車を呼んでください。
夏バテで胃に優しい食事は、おかゆ、やわらかいうどん、豆腐、茶わん蒸し、白身魚などです。油を控えて少量ずつ食べ、水分もこまめに取ることを基本にし、吐き気や脱水などの症状が強いときは食事だけで対処せず受診しましょう。







