夏バテ中に冷たい食事をとるときの注意点は?

夏バテ中に冷たい食事をとるときの注意点は?

夏バテ中に冷たい食事をとっても、基本的には問題ありません。食欲が落ちているときは、冷たい麺類や果物など、食べやすいものを利用して栄養と水分を補うことが大切です。

ただし、冷たいものだけに偏ると、胃腸の不調や栄養不足につながることがあります。冷たさよりも、食事の内容、量、体調に合わせたとり方に注意しましょう。

夏バテ中に冷たい食事をとるときの注意点

冷たいものだけで食事を終わらせない

冷たい麺類やアイス、清涼飲料水だけでは、たんぱく質やビタミン、ミネラルが不足しやすくなります。食べられる範囲で、卵、豆腐、鶏肉、魚、納豆などを組み合わせましょう。

たとえば、そうめんだけでなく、卵やツナ、豆腐、蒸し鶏を加えると、食事からたんぱく質を補いやすくなります。冷やしうどんに温泉卵をのせる、冷ややっこに納豆を添えるといった方法もあります。

一度に大量に食べず、少量ずつにする

夏バテで胃腸が弱っているときは、冷たい料理を一度に多く食べると、腹痛、下痢、胃の不快感などが起こることがあります。まずは少量をゆっくり食べ、食後の体調を確認してください。

冷たいものを食べるとお腹が痛くなりやすい人は、冷蔵庫から出してすぐではなく、少し時間を置いてから食べると負担を減らせる場合があります。

冷たい飲み物を一気に飲まない

水分補給は重要ですが、冷たい飲み物を一気に大量に飲むと、胃が張ったり、気分が悪くなったりすることがあります。少量ずつ、こまめに飲みましょう。

汗を多くかいた場合は、水だけでなく、食事や電解質を含む飲み物などから塩分を補うことも必要です。ただし、糖分の多い清涼飲料水を大量に飲み続けると、糖分のとりすぎにつながるため注意してください。

夏バテ中に食べやすい冷たい食事の組み合わせ

冷たい料理を選ぶときは、主食だけでなく、たんぱく質や野菜も一緒にとることがポイントです。

食べやすい主食 加えたい食品 組み合わせの例
そうめん・冷やしうどん 卵、鶏肉、ツナ、豆腐 具を加えてたんぱく質を補う
冷やし中華 卵、ハム、鶏肉、野菜 具を残さず食べる
おにぎり みそ汁、卵、魚、豆腐 冷たいおにぎりに温かい汁物を組み合わせる
果物・ヨーグルト 牛乳、豆乳、ナッツなど 間食だけでなく、不足した栄養の補助に使う

食欲がないときは、冷たい食事に温かい汁物を少し組み合わせる方法もあります。胃腸への負担を感じにくく、塩分や水分を補いやすくなります。

避けたほうがよい食べ方

  • アイスや清涼飲料水だけで食事を済ませる
  • 冷たい麺類を毎食、具なしで食べる
  • 冷たい飲み物を一気に大量に飲む
  • お腹が痛くなるのに無理して冷たいものを食べる
  • 食欲がない状態で、脂っこい料理や刺激の強い料理を一度に食べる

冷たい食べ物を食べたあとに腹痛や下痢が起きる場合は、常温に近いものや温かい料理へ切り替えます。症状が続く場合は、冷たさだけが原因とは限らないため、食事を無理に続けないでください。

夏バテと熱中症を見分けるときの注意

だるさや食欲不振は夏バテでみられますが、暑い環境にいたあとに、めまい、頭痛、吐き気、強いだるさ、大量の発汗、筋肉のけいれんなどがある場合は、熱中症の可能性もあります。

涼しい場所へ移動し、衣服をゆるめて体を冷やし、飲める場合は水分と電解質を補います。自力で水分を飲めない、意識がぼんやりする、反応がおかしい、症状が改善しないといった場合は、食事で様子を見ず、救急車を呼ぶことを検討してください。

食欲不振やだるさが長く続く場合、繰り返し吐く場合、下痢が続く場合も、夏バテと決めつけず医療機関に相談しましょう。

夏バテ中の冷たい食事は「栄養を足して、少量ずつ」が基本

夏バテ中は、冷たい食事を無理に避ける必要はありません。食べやすい冷たい料理を利用しながら、卵、肉、魚、豆腐などのたんぱく質と、野菜や果物を少しずつ加えましょう。

冷たいものを食べると不調が出る人は、量を減らす、温度を少し上げる、温かい汁物を組み合わせる方法を試してください。強い症状や長引く不調がある場合は、夏バテと自己判断せず、医療機関への相談を優先します。