夏バテ対策の水分補給に役立つ食べ物は?

夏バテ対策の水分補給に役立つ食べ物は?

夏バテ対策の水分補給には、水分の多い果物や野菜、汁物が役立ちます。特に、すいか、みかん、オレンジ、きゅうり、トマト、スープなどは、食事から水分を補う方法として取り入れやすい食品です。

ただし、食べ物だけで必要な水分をすべて補うのは難しいため、基本は水や麦茶などの飲み物を少量ずつこまめに飲み、食べ物は補助として使いましょう。

夏バテの水分補給に役立つ食べ物

食べ物 取り入れ方 ポイント
すいか そのまま食べる 水分を多く含み、暑い日に食べやすい
みかん・オレンジ そのまま食べる、ジュースにする 水分とともに糖分も補える
きゅうり・トマト サラダ、和え物、冷やして食べる 食欲が落ちたときにも取り入れやすい
スープ・みそ汁 食事に添える 水分と塩分を一緒に補える
ヨーグルト 果物と組み合わせる 食べやすく、朝食や間食に向いている

すいかや柑橘類は、食欲がないときにも向いている

すいか、みかん、オレンジなどは、冷やして食べると口当たりがよく、暑さで食欲が落ちているときにも取り入れやすい食品です。果物には糖分も含まれるため、水分だけでなくエネルギーの補給にもなります。

ただし、果物を食べれば飲み物が不要になるわけではありません。のどが渇いていなくても、起床後、食事中、外出前後などに水分をとることが大切です。

きゅうりやトマトは食事に加えやすい

きゅうりやトマトは、切るだけでも食べられます。冷やしたサラダや酢の物、冷やしトマトにすると、暑い日でも食べやすくなります。

塩を使う料理なら、汗をかいたときに失われやすい塩分も補えます。ただし、塩分のとりすぎには注意が必要なので、濃い味付けを続けないようにしましょう。

スープやみそ汁は水分と塩分を補える

汗をたくさんかいたときは、水分だけでなく塩分も失われます。スープやみそ汁は、水分と塩分を食事から補える方法です。

一方で、熱い汁物は体を温めるため、暑さでつらいときは冷ましたスープや冷やし汁にするなど、無理なく食べられる温度に調整してください。塩分制限を受けている人は、自己判断で汁物を増やさず、医師や管理栄養士の指示を優先します。

食べ物と一緒に飲み物から水分を補う

水分補給の中心は、水、白湯、麦茶などの飲み物です。大量に一度に飲むのではなく、コップ1杯程度を目安に、のどが渇く前からこまめに飲みます。

  • 起床後に飲む
  • 食事のときに飲む
  • 外出や運動の前後に飲む
  • 入浴の前後に飲む
  • 汗をかいたときは普段より意識して飲む

コーヒーや濃いお茶などカフェインを含む飲み物は、飲み物の種類や量によっては利尿作用が気になることがあります。水分補給を目的にする場合は、水や麦茶なども組み合わせるとよいでしょう。

汗を多くかいたときは経口補水液などを使い分ける

大量に汗をかいたときや、下痢・嘔吐があるときは、水分だけでなく電解質(体内の水分バランスに関わるナトリウムなど)も失われます。その場合は、状況に応じて経口補水液が使われます。

経口補水液は、日常の水分補給用の飲み物ではありません。脱水状態が疑われるときに、製品の表示や医療者の指示に従って使用してください。スポーツドリンクも糖分や塩分を含むため、普段の水分補給として大量に飲み続けるのは避けます。

夏バテ対策で食べ物を選ぶときのポイント

水分の多い食品だけでなく、食事全体のバランスも意識します。食欲がない日でも、次のように複数の食品を組み合わせると、栄養を補いやすくなります。

  • 冷やしトマトやきゅうりに、豆腐や卵を加える
  • すいかや柑橘類を、ヨーグルトと組み合わせる
  • みそ汁やスープに、野菜や肉、魚、豆腐を入れる
  • 食べやすい麺類に、卵、鶏肉、納豆などを加える

水分の多い食品だけを食べ続けると、エネルギーやたんぱく質が不足することがあります。主食、主菜、副菜を無理のない量で組み合わせ、食べられるものから補いましょう。

水分補給だけで改善しないときは注意する

夏バテと思っていても、暑さによる体調不良や別の病気が隠れている場合があります。休んで水分をとっても改善しない、意識がぼんやりする、体が熱い、強い頭痛や吐き気がある、汗が出ないといった症状があるときは、熱中症の可能性があるため、周囲に助けを求めて医療機関への相談や救急要請を検討してください。

水分を自力で飲めない、意識がもうろうとしている場合は、無理に飲ませないでください。高齢者、乳幼児、持病のある人は脱水が進みやすいため、体調の変化を早めに確認します。

夏バテの水分補給には、すいか、柑橘類、きゅうり、トマト、スープなどが役立ちます。ただし、食べ物はあくまで補助です。水や麦茶などをこまめに飲み、汗を多くかいたときは塩分や電解質の補給も状況に応じて考えましょう。