夏バテ対策に役立つカリウムの多い食べ物は?

夏バテ対策に役立つカリウムの多い食べ物は?

夏バテ対策の食事には、カリウムの多い食べ物としてバナナ、キウイ、メロン、アボカド、じゃがいも、さつまいも、枝豆、ほうれん草などが役立ちます。カリウムは体内の水分バランスに関わる栄養素ですが、カリウムだけで夏バテが治るわけではありません。

暑い時期は、カリウムを含む食品に加えて、主食・主菜・水分も組み合わせることが大切です。腎臓の病気がある人や、カリウムに影響する薬を使っている人は、自己判断で摂取量を増やさず、医師や管理栄養士に相談してください。

夏バテ対策におすすめのカリウムが多い食べ物

カリウムは、野菜や果物、いも類、豆類などに多く含まれています。食欲が落ちているときは、調理しやすく食べやすい食品から取り入れるとよいでしょう。

食品の種類 食品例 取り入れ方
果物 バナナ、キウイ、メロン、オレンジ 朝食や間食にそのまま食べる
野菜 ほうれん草、小松菜、トマト、かぼちゃ おひたし、サラダ、スープにする
いも類 じゃがいも、さつまいも、里いも 蒸す、ゆでる、みそ汁や煮物にする
豆類 枝豆、大豆、納豆、豆乳 副菜や主菜に加える
その他 アボカド、海藻類 サラダや和え物に使う

手軽に食べるならバナナやキウイ

バナナやキウイは、調理せずに食べられるため、暑さで料理をする気力がないときにも向いています。ヨーグルトやシリアルと組み合わせれば、果物だけでなくエネルギーやたんぱく質も補いやすくなります。

ただし、果物だけでは食事として十分とはいえません。食欲がある場合は、おにぎり、卵、ヨーグルトなども組み合わせてください。

食事のおかずにはじゃがいも・枝豆・ほうれん草

じゃがいも、枝豆、ほうれん草は、食事のおかずに取り入れやすい食品です。じゃがいもは主食に近いエネルギー源にもなり、枝豆やほうれん草は副菜として使えます。

  • じゃがいもを使った具だくさんのみそ汁
  • 枝豆と卵を加えたおにぎりや混ぜご飯
  • ほうれん草のおひたしと焼き魚
  • アボカドとトマトのサラダ

このように、カリウムを含む食品だけでなく、主食やたんぱく質を含む食品も一緒に食べると、夏の食事が一品に偏りにくくなります。

カリウムを逃しにくい食べ方はある?

カリウムは水に溶け出しやすいため、野菜を長時間ゆでると、ゆで汁に一部が移ることがあります。効率よく取り入れたい場合は、蒸す、電子レンジで加熱する、汁ごと食べられるスープやみそ汁にする方法が向いています。

ただし、みそ汁やスープを頻繁に飲む場合は、塩分のとりすぎにも注意が必要です。具材を多くして汁を飲みすぎないなど、全体のバランスを考えましょう。

カリウムだけでなく水分・塩分・エネルギーも補う

夏バテの原因は、暑さによる睡眠不足、食欲低下、発汗、冷たい物のとりすぎなどさまざまです。カリウムの多い食べ物を加えるだけでなく、こまめな水分補給と、食べられる範囲でのエネルギー・たんぱく質の確保も必要です。

汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく汗で失われた成分も考える必要があります。ただし、塩分やスポーツドリンクの必要量は、発汗量、運動の有無、持病によって変わります。日常の食事では、極端に塩分を増やすのではなく、普段の食事を基本にしてください。

カリウムを増やす前に注意したい人

腎臓の機能が低下している人は、カリウムを体外へ排出しにくくなることがあります。また、薬の種類によっては血中カリウム値に影響する場合があります。

次に当てはまる人は、バナナや野菜ジュースなどを習慣的に増やす前に、主治医や薬剤師へ確認してください。

  • 腎臓病の治療を受けている
  • 血液検査でカリウム値を指摘されたことがある
  • カリウムに影響する薬を服用している
  • 医師から食事制限を受けている

また、強い倦怠感に加えて、めまい、頭痛、吐き気、意識がぼんやりする、体が熱いのに汗が出ないといった症状がある場合は、単なる夏バテではなく熱中症の可能性があります。涼しい場所で体を冷やし、症状が強い場合や自力で水分をとれない場合は、医療機関への相談や救急要請を検討してください。

夏バテ対策の食事で最初に選ぶなら

手軽さを重視するならバナナやキウイ、食事のおかずにするならじゃがいも、枝豆、ほうれん草、アボカドなどが候補です。カリウムの多い食べ物を一品加え、主食・主菜・水分も組み合わせることが、夏バテ対策の基本です。