夏バテで食欲が落ちているときは、1日3食を無理に食べるより、少量を4〜5回に分ける方法が実践しやすいです。朝・昼・夕の食事に加えて、午前または午後に1〜2回の軽食を入れます。
ただし、医学的に「必ず何回」と決まっているわけではありません。食べられる量や体調に合わせて、3回で足りる人は3回、1回の量が少ない人は5〜6回に分けるなど調整してください。
夏バテの食事を少量に分ける回数の目安
| 食べられる状態 | 回数の目安 | 食べ方 |
|---|---|---|
| 普段に近い量を食べられる | 1日3回 | 主食・主菜・副菜をそろえる |
| 1回に多く食べるとつらい | 1日4〜5回 | 3食を少なめにし、軽食を1〜2回加える |
| 食欲がかなり落ちている | 1日5〜6回程度 | 数時間おきに、食べられるものを少量ずつ試す |
回数を増やすときも、1日の合計量が極端に少なくならないようにします。少量を食べても体重減少が続く、ほとんど食べられない状態が続く場合は、回数だけで解決しようとせず医療機関に相談してください。
食べる間隔はどのくらい空ける?
食事や軽食の間隔は、目安として2〜3時間程度空けます。胃が重いときは、前に食べたものが落ち着いてから次を食べるようにし、時間にこだわりすぎる必要はありません。
たとえば、次のように分けられます。
- 朝食:おにぎりと卵、みそ汁
- 午前の軽食:ヨーグルトやバナナ
- 昼食:少なめのご飯と魚、豆腐など
- 午後の軽食:牛乳、果物、ゼリーなど
- 夕食:うどんや雑炊に、肉・魚・卵などを加える
これは一例であり、すべてを毎回食べる必要はありません。食べやすいものから始め、体調に合わせて量や回数を調整します。
少量でも入れたい栄養素
夏バテ中は、食べやすい主食だけに偏らず、少量でもたんぱく質を加えることが大切です。たんぱく質は、卵、魚、肉、豆腐、納豆、乳製品などから取れます。
- エネルギー源:ご飯、パン、麺、いも類
- たんぱく質:卵、魚、鶏肉、豆腐、納豆、ヨーグルト
- ビタミン・ミネラル:野菜、果物、海藻、汁物
冷たい麺だけでは食べやすくても、具が少ないと栄養が偏りやすくなります。うどんやそうめんに卵、豆腐、ツナ、鶏肉などを加えると、少ない量でも栄養を補いやすくなります。
水分は食事とは別にこまめに取る
夏バテで食事量が減っているときは、水分も不足しやすくなります。食事の回数を増やすだけでなく、のどが渇く前から少しずつ水分を取ってください。
汗を多くかいた場合は、水分だけでなく塩分なども失われます。大量に汗をかいた、下痢や発熱があるといった場合は、経口補水液などが適することがありますが、普段の水分補給として常に飲むものではありません。糖分や塩分の制限がある人は、利用前に医師や薬剤師へ確認してください。
夏バテで食べられないときの注意点
無理に一度に多く食べると、胃の不快感や吐き気につながることがあります。脂っこい料理、香辛料の強い料理、極端に冷たいものは、体調によって負担になるため、少量から試します。
次のような場合は、単なる夏バテと決めつけず、早めに医療機関へ相談してください。
- 水分を飲んでも吐いてしまう
- 尿が極端に少ない、強い口の渇きが続く
- 意識がぼんやりする、立てないほどのだるさがある
- 高熱、強い頭痛、息苦しさ、胸の痛みがある
- 食事や水分がほとんど取れない状態が続く
夏バテの食事は、まず1日4〜5回を目安に少量ずつ試すとよいでしょう。ただし回数に正解があるわけではないため、食べられる量と体調を基準に調整し、食事も水分も取れない場合は受診を検討してください。







