夏バテで食欲が落ちているときは、薄切りの豚肉をやわらかく調理し、酸味やだしを使ってさっぱり食べられるメニューがおすすめです。豚肉には、食事からとった栄養をエネルギーに変える働きに関わるビタミンB1が含まれていますが、豚肉だけで夏バテが治るわけではありません。
食べやすさを重視するなら、豚しゃぶ、冷やしうどん、雑炊、スープなどが向いています。食欲や体調に合わせて、少量から試してください。
夏バテに食べやすい豚肉メニュー4選
1. 豚しゃぶのおろしポン酢がけ
脂っこさを抑えながら、豚肉をさっぱり食べられるメニューです。大根おろしやポン酢の酸味で、食欲がないときにも食べやすくなります。
材料の例(1人分)
- 豚肉の薄切り:80〜100g
- 大根おろし:適量
- ポン酢:適量
- きゅうり、トマト、レタスなど:適量
- 鍋に湯を沸かし、豚肉を1枚ずつ広げて加熱します。
- 豚肉の色が全体に変わり、中心まで火が通ったら取り出します。
- 粗熱を取り、大根おろしと野菜を添えてポン酢をかけます。
冷やしすぎると胃に負担を感じる人は、豚肉を完全に冷やさず、ぬるめの状態で食べるとよいでしょう。豚肉は生焼けにせず、十分に加熱してください。
2. 豚肉とトマトの冷やしうどん
主食と豚肉、野菜を一緒にとれるため、食事を簡単に済ませたいときに便利です。うどんはやわらかく、つゆで水分も補えます。
材料の例(1人分)
- ゆでうどん:1玉
- 豚肉の薄切り:50〜80g
- トマト:2分の1個
- めんつゆ:適量
- 大葉や刻みねぎ:好みで
- 豚肉を湯でゆで、中心まで火を通します。
- うどんを表示どおりに温め、食べやすい温度まで冷まします。
- トマトを食べやすく切り、豚肉と一緒にうどんへ乗せます。
- めんつゆをかけ、大葉やねぎを添えます。
食欲がないときは、うどんを半玉にして具を少しずつ食べてもかまいません。つゆを薄めにすると、塩分が気になる場合にも調整しやすくなります。
3. 豚肉と卵のやわらか雑炊
冷たい料理が苦手な人や、胃が重く感じる人には、温かくやわらかい雑炊が向いています。卵を加えることで、豚肉だけでは不足しやすい栄養も補いやすくなります。
材料の例(1人分)
- ごはん:茶わん軽く1杯
- 豚肉の薄切り:50g程度
- 卵:1個
- だし汁:250〜300ml
- しょうゆ:少量
- ねぎ:好みで
- 鍋にだし汁を入れて温め、豚肉を加えます。
- 豚肉に火が通ったら、ごはんを加えて煮ます。
- 溶いた卵を回し入れ、卵が固まるまで加熱します。
- しょうゆで味を整え、食べやすい温度にしてから食べます。
ごはんを長めに煮ると、よりやわらかくなります。吐き気や胃の不調があるときは、味付けを薄くし、無理に一人前食べないようにしてください。
4. 豚肉と夏野菜のスープ
食欲があまりなく、固形物を多く食べにくいときは、豚肉を細く切ってスープにすると口に運びやすくなります。キャベツ、なす、トマト、玉ねぎなど、やわらかく煮られる野菜を使えます。
材料の例(1人分)
- 豚肉の薄切り:50〜80g
- トマト、なす、キャベツなど:適量
- 水:250〜300ml
- コンソメやだし:適量
- 豚肉と野菜を、食べやすい大きさに切ります。
- 鍋に水と野菜を入れて煮ます。
- 野菜がやわらかくなったら豚肉を加え、中心まで火を通します。
- コンソメやだしで味を整えます。
スープだけで済ませず、食べられる場合はごはんやパンを少量添えると、エネルギーも補いやすくなります。
夏バテ向けに豚肉を食べやすくする選び方と調理法
夏バテで胃が疲れているときは、脂身の多い豚肉より、赤身が多い薄切り肉や、脂身を取り除いた肉を選ぶと重く感じにくいでしょう。
- 薄切り肉を使い、噛む負担を減らす
- ゆでる、煮る、蒸すなど油を控えた調理にする
- 大根おろし、梅、ポン酢、トマトなどで酸味を加える
- だしやスープで水分を補う
- 一度に多く食べず、少量を複数回に分ける
ただし、酸味の強い食品や冷たい料理が、胃の不快感を強める人もいます。食べて気分が悪くなる場合は、酸味や冷たさを控え、温かく薄味の料理に変えてください。
豚肉以外の食品も組み合わせる
夏バテ対策では、豚肉だけでなく、ごはんやうどんなどの主食、野菜、卵や豆腐なども組み合わせることが大切です。食欲が少ないときは、次のように一皿へまとめると食べやすくなります。
- 豚しゃぶ+ごはん+トマトやきゅうり
- 豚肉入りうどん+卵
- 豚肉の雑炊+やわらかく煮た野菜
- 豚肉のスープ+パンやおにぎり
汗を多くかいたときは、水やお茶などで水分をとります。発汗が多い、下痢や嘔吐があるなどの場合は、水分だけでなく電解質を含む飲料が適することもあります。
食欲不振が続くときは無理に食べない
数日たっても食事や水分がほとんどとれない、強いだるさが続く、めまい・意識がぼんやりする、吐き気や発熱があるといった場合は、単なる夏バテとは限りません。症状が強い場合や改善しない場合は、医療機関への相談を検討してください。
まずは、豚肉の薄切りを使った豚しゃぶ、豚肉入りの冷やしうどん、雑炊、スープのいずれかを、体調に合わせて少量から試すのがおすすめです。十分に加熱し、食べやすさと水分補給を優先しましょう。







