夏バテで落ちた食欲を戻す食べ方とは?

夏バテで落ちた食欲を戻す食べ方とは?

夏バテで落ちた食欲を戻すには、無理に一度でたくさん食べず、少量を数回に分けて、食べやすい料理から始めるのが基本です。冷たい麺類だけで済ませ続けるのではなく、主食に卵・魚・肉・豆腐などのたんぱく質を少し加えましょう。水分不足や睡眠不足も食欲低下につながるため、飲み物と休養も整えます。

夏バテで食欲がないときの食べ方

1回の量を減らし、食べる回数を増やす

食欲が戻るまでは、朝・昼・夕の3食を無理に完食する必要はありません。おにぎり半分、バナナ、ヨーグルト、スープなどを少しずつ口にし、1日4〜5回に分けて食べる方法もあります。

空腹を感じにくくても、数時間おきに少量を試すと、必要なエネルギーや栄養を補いやすくなります。食後に胃が重くなる場合は、1回の量をさらに減らしてください。

消化しやすい主食から選ぶ

最初は、次のようなやわらかく食べやすい主食が向いています。

  • おかゆ、雑炊、やわらかく煮たうどん
  • おにぎり、食パン、蒸しパン
  • じゃがいもやかぼちゃを使った料理
  • バナナ、りんごのすりおろし

冷たい料理が食べやすい人もいますが、冷たいものばかりを大量に取ると、胃腸の負担になることがあります。冷たさで食べやすくなる範囲にとどめ、常温や温かい料理も組み合わせましょう。

たんぱく質を少量ずつ足す

主食だけでは、体をつくるたんぱく質が不足しやすくなります。卵、豆腐、納豆、ヨーグルト、牛乳、白身魚、鶏肉などから、食べられるものを少量加えます。

例えば、おかゆに卵を入れる、うどんに豆腐を添える、トーストとヨーグルトを組み合わせるといった食べ方なら、食事量が少なくても栄養を補いやすくなります。脂っこい料理や揚げ物は、食欲が戻ってから少しずつ試しましょう。

食欲がないときに食べやすい組み合わせ

食べにくいときの状態 試しやすい組み合わせ
固形物が進まない おかゆ、卵スープ、ヨーグルト、ゼリー飲料など
さっぱりしたものがよい 冷やしうどん、豆腐、トマト、果物など
少量でも栄養を取りたい 卵入り雑炊、納豆ごはん、チーズ付きトーストなど
においで食欲が落ちる 冷ました料理、香味野菜や柑橘類を使った料理など

酸味や香りのある料理が食べやすいこともありますが、胃が痛い、胸やけがある場合は刺激の強い調味料を控えてください。

水分は少しずつ補給する

汗をかいているときは、のどが渇いていなくても少量ずつ水分を取ります。水や麦茶などを基本にし、汗を多くかいた場合は、食事や飲み物から塩分も補います。

一度に大量に飲むと気持ち悪くなる場合は、数口ずつ間隔を空けてください。糖分の多い飲料やアルコールを水分補給の中心にするのは避けましょう。

食欲を戻すために避けたい食べ方

  • 食べられない分を、1食で無理に取り戻す
  • そうめんや清涼飲料だけで何日も過ごす
  • 脂っこい料理、香辛料の強い料理を無理に食べる
  • 冷たい飲食物を短時間に大量に取る
  • 食欲がない状態で飲酒する

食事が少ない日でも、主食だけで終わらせず、卵や豆腐、乳製品などを一品加えると、栄養の偏りを抑えやすくなります。

食欲不振が続くときは夏バテと決めつけない

食欲低下が長引く場合や、体重減少、繰り返す嘔吐、強い腹痛、発熱、意識がぼんやりするなどの症状がある場合は、夏バテ以外の病気が隠れている可能性もあります。水分を取れない、尿が極端に少ない・濃い、立つと強くふらつくといった場合も、早めに医療機関へ相談してください。

まずは、涼しい場所で休み、水分を少しずつ取りながら、食べられるものを少量から試します。数日たっても改善しない場合や症状が強い場合は、自己判断で食事だけを工夫し続けないことが大切です。